開国と云う名のサバイバル

最近、TPPがエライ議論の対象になっている。
まぁなんつーか、東北大震災以前から言われていたことなのに、何を今更といった感が無くもないが、この条約というか協定というか取り決めの危険性について、今の今更何をどう言おうと、どうにもなるものではない。

このTPPの危険性について、とにかく農業・漁業といった第一次産業の衰退を招くといったことを挙げられ続けているが、んなことはない。つーか、それどころではない。むしろ金融・保険・医療・事務系士業といった他の方面が非常に窮地に立たされる事になるだろうと思われる。

どういうわけか今になってワーワー言っているが、もう引き返せないんだからw
みんなで一緒に死にましょう。みたいなね。
全く一億玉砕が好きな国なのは、相変わらずだね、ホントこの国は。

基本的にTPPにメリットは見られない。デメリットばかりが目立つ。つーか、デメリットしかない。
しかし、幾らメリットが見えなくとも、いや、デメリットをメリットに無理からに転換する、そんなこんなで実はこの日本という我が国はこれまでやってきたのだ。
それが、更にまたこのようなTPPという形で外から押し寄せてきたに過ぎない。
などといった見方が出来れば、この国は本当にとてつもなく強靭な国に生まれ変わるだろうと思われる。

有り得ないグローバル化が起こる。

これは私の予想だが、今後、ありとあらゆる分野に於いて価格破壊というか価格崩壊が起こる。労働賃金は間違いなく下がる。失業者はとてつもなく増える可能性がある。それまで、安泰だと信じていた会社・団体等も、安い労働力に奪われるか、存在そのものが無くなる。公務員はどうなるかは不明であるが、とにかく特に大学を卒業して安泰な会社に就職した者、或いは資格を取得して、それ一本で安穏として人生を送ってきた人間にとっては非常に酷な世の中になるだろうと思われる。

そんな中、どのように対処すべきか。
つーか、そもそも学校を卒業して、そのまま会社で仕事して或いは資格を取得してそのままそれで食ってとか、ハタチそこそこの段階で一生の人生の全てが決定するかのような状況自体がおかしいのかも知れない。

そんな状況に陥った時に、どのような対処をすることができるのか。
切り抜けた奴は、強靭な奴に生まれ変わるだろう。
サバイバルゲームの始まりは、すぐそこまで来ているのだ。


などと、こんなことは私の取り越し苦労であることを若干ながらも祈りたいw