新しい時代は何処へ

キャンディーズのスーちゃんこと田中好子さんが亡くなり、今日に至っては俳優の田中実さんが自殺を図られたという。何とも田中続きで、ネットをつらつら眺めていると、田中角栄の動画が目に付いた。

ロッキード疑惑事件の影響も然ることながら金権政治の温床から、それに類する政治腐敗の元凶とも呼ばれる人物という意味で、田中角栄という人物は余りにも有名であるが、世にネットが普及し出したのも影響か知らないが、最近になって彼の行動を再評価する、いや、彼の行動の真実を控え目にでも表に出そうとする動きのようなものがある。

あの立花隆氏の田中角栄研究もそうであるが、あのロッキード事件も含めて、何故彼はあのような状況に追い込まれてしまったのか。日本にとって、国民にとって「イイ」ことをしようと思い、実際に行動に移した、全てを破壊同然にして、真っ平らにしようとした、さあこれからといった、その矢先にどうして、いつもいつもこうなってしまうのか。

中国との国交の樹立を皮切りに、石油に依存しない原子力発電を中核としたエネルギーの推進と、彼が提唱した、日本の真の独立は、未だ当時から進捗していない。原子力発電に至っては、昨日の地震から危険なものと目されているが、それに変わるエネルギー或いは原子力を安全な装置として運営する方法もあるという、もし、彼が生きていれば、どのように対処するのかと思うと、あの時代に日本は本当に惜しい人を亡くしてしまったんだなぁなどと思う。

新しい時代はどうやって、何処へ向かえばいいのか。
そんな決断できる人、育てて欲しかった。