リーガルハイ2 第8話


いやぁ、これは面白かった。
リーガルハイ2はパート1の頃と比べて、正直余り面白くないと感じていたのだが、今回は面白かった。これまで余り面白くなかったのと予告編を観て更に面白くなくなるような気がして、仕事で疲れていたことも伴って金曜の夜に観たんだけど、これはおもろかった。もっと早くに観れば良かった。

ヨーロッパに現れた妖怪はソ連邦の崩壊で急速に力を失ったが、古美門の前に現れた羽生という妖怪はあっという間に消え去る、というか収束しつつあるという、その様がね、おもろいw

パート1の頃の生瀬勝久との切った張ったの勝負も面白かったが、生瀬とは一話完結のシングルヒットを飛ばしまくり、今回の岡田との戦いはパート2というアルバム全体を通して楽しめる、みたいな。アルバム全体を通して聴かないと、というか観ないと良さが分からない、みたいな。
これはおもろいw

「崇高な理想など、人間は欲望の前には無力だ」
「愚かだ・・・」「それが人間だ」

崇高な理想を掲げる、一部の出来の良い人間が現れてそれを実現しようとしても、周囲が賛同しなければ全く意味が無い。
周囲の圧倒的大多数の人間、要するに世界中の殆どの人間は出来が悪いのだ。

平和や友愛を唱えるのは結構だが、その平和や友愛は本当に人が望んでいるものなのか、その平和は或る特定の人間が勝手に規定した、人の望んでいない方向にも強制的に矯正する理想郷に過ぎない、残念ながら人間は動物である以上、その肉体を制御しなければならない、しかしそれは皆それぞれ出来が違うし、何よりも楽をしたいと思う生き物なのだ。楽をする為に、様々なものを開発し世の中を便利にして文明を発達させる、その流れは止めることができないし、貨幣経済の発達も、肉体の快楽を得る為の義務と課し、肉体を駆使して人は働く。全く良く出来てやがる。

「人間は残念ながら誰も彼もが愚かだから・・・」

岡田が最後に嘆いていたが、彼はこの後どう出るのか気になる。
クメールルージュならぬネクサスを引き連れて、ポルポトみたいにならないよね?

いやぁ、しかしおもろかった。